| 身近な存在で人気が高い外資ブランド企業
シャネル、ルイ・ヴィトン、エルメス、フェラガモ、プラダ、ナイキ、リーバイ・ストラウスなどファッション・アパレル業界の外資系企業は、若い女性層を中心に日本市場に深く食い込んでいます。2001年には東京・銀座にエルメスの旗艦店がオープンするなど、ルイ・ヴィトン、グッヂなども銀座、原宿、青山などのほか大阪、名古屋、札幌から地方中核都市にまで店舗進出し、消費低迷の中、日本中を席巻する勢いです。実際、日本人の海外ブランド好きは広く知られるところですが、こうした海外有名ブランド企業の売上げのうち、イタリアやフランスの店舗およびハワイや香港を含めて日本人がかなりの部分を占めているとも見られています。
1854年にパリのヌーヴ・デ・キャプシーヌ街4番地に、オシャレで堅牢な旅行用かばんの店としてオープンしたルイ・ヴィトンは、かばんを中心にハンドバッグや革製小物類へと展開し、現在はLVMH・モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループとして酒類や化粧品まで手がけています。ルイ・ヴィトンジャパンは1978年にルイ・ヴィトン東京支店という形で上陸し、1981年に日本法人を設立して本格的な活動に入り、東京の銀座、青山、赤坂や神戸などに店舗展開をしています。従業員は約1700人で、毎年新卒・中途を2桁採用しています。2002年3月期の売上高は外資ブランド企業最大の1241億円で、前年比20.2%増です。
グループ企業には皮革製品のロエベ・ジャパンのほか、ジャーディンワインズアンドスピリッツが、ヘネシーやホワイトホース等の洋酒販売を手がけています。
香水・化粧品、衣料・バッグ類のシャネルは、売り場を大手百貨店に絞って高級ブランドイメージを確立しています。仕入れ先は香港のシャネルからで、売上げは香水・化粧品が30%、衣料・バッグ類が70%の比率ですが、宝飾品の販売も強化しています。
皮革、婦人・紳士服、スカーフなどのエルメス・ジャポンは、銀座の旗艦店が話題となり、売上高も伸びており、新卒・中途採用とも活発に行なっています。
イタリア系では皮革製品のグッチグループジャパンが直営店のほか、東京・青山、福岡市などに大型店を展開してきています。このほかバブル時代に日本でイタリアブームを作ったジョルジオアルマーニジャパンやベネトンジャパンらがあります。
スポーツ関係ではナイキが高い知名度
リーバイスブランドで根強い人気があるリーバイ・ストラウス・ジャパンは世界最大級のアパレルメーカーで、日本市場でも東京・原宿に単独路面店、神奈川・平塚に流通センターを設立するなどして消費者ニーズに迅速に応えています。同社は1982年設立で1989年6月にジャスダック(東証2部)に株式公開しており、日本市場には深く浸透しています。ただ、2002年11月期の売上高は239億円と苦戦しています。
スポーツ関連では1981年に日商岩井と提携をして進出した世界首位の米ナイキが、1996〜97年にシューズなどで大ブレイクし、東京・新宿の丸井フィールド館など各地に大型ショップを、横浜、軽井沢、神戸などにファクトリーストアを展開しています。現在、ブームは落ち着いたもののナイキのブランド力は高く、ミズノなど日本企業の強力なライバルとなっています。ただ、ナイキの場合、工場を現地の契約企業に任せるアウトソーシング戦略をとっているのですが、90年代後半からインドネシアなどで雇用問題が生じており、「共生」が一つのテーマとなってきています。
このほかスポーツ用品世界2位のドイツのアディダスジャパン、アディダス系列のスキー・ゴルフ用品のサロモン&テーラーメイドなどの企業があります。
外資系インナー首位のドイツのトリンプ・インターナショナル・ジャパンの日本進出も1964年と古く、大手百貨店や専門店での販売のほか直営店「アモ・スタイル」を展開しています。売上高417
億円(2001年11月期)、従業員数は約1900人で、外資系ファション・アパレル業界では最大規模です。
また、通信販売では住友商事と独オットーの合弁企業の住商オットーが、「FOR YOU」「EDDIE BAUER」というファッション関係のカタログを出しています。この住商オットーと米エディー・バウアーの合弁企業としてエディー・バウアー・ジャパンかあり、ネットによる通信販売を強化しています。さらに、米系ではカジュアル衣料のギャップジャパン、紳士・婦人服のブルックスブラザーズジャパンが積極的に店舗展開を行っているところです。
こうしたファッション・アパレル業界の外資系企業を知るには、店舗に足を運び商品を購入し、チェックしてみることが何より大切です。まず、自分の肌で感じてみることです。その上で各社のレイアウトや店員の応対などを比較検討してみるといいでしょう。
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ときどき
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各社とも積極的に店舗展開を進めていて、新卒・中途とも採用ニーズはまずまずだ。ただし、職種としては営業・販売が多く、企画やバイヤーはヘッドハンティングが主流となる。営業・販売の場合は語学力はとくに必要ではない。 |
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